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12月議会を終えて

12月議会が閉会しました。

審議された議案について個人的にTOPIXとして取り上げます。


議案の詳細につきましてはコチラから



<目次>

1、各議案TOPIX

2、予算関係


〇各議案のTOPIX

◆議第157号 呉市水道事業給水条例及び呉市下水道条例の一部を改正する条例の制定について

水道料金を平均で6.6%、下水道料金を平均で6.2%値上げするものです。

単純に定期的に支払う料金が増えることは嫌です。経済的負担感も増しますし、ボディブローのように家計に響きます。しかし、今当たり前に享受している水道体系が維持できなくなることはもっと困ります。業務体制の見直しや施設のダウンサイジング、官民連携などの経費削減、統合最適化を進め経営の効率化に取り組んでいる状況ですが、R6年から純損失を計上し、R6~R10年度までの5年間で累積終始不足額が発生する見込みだそうです。そのような状況の中、水道事業ではメータ口径13mmの10㎥当たりの料金が全国平均以上であることが国庫補助金の採択用件となっており、この度料金改定をしなければ、より経営が厳しく、皆さまの水が守ることができなくなってしまいます。工夫として上下水道ともに10㎥~20㎥までの水量区画の単価を引き下げるなどし、負担軽減の平準化をしております。引き続きの経営努力を求めます。



◆議第162号 呉市空家等の適切な管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

今にも倒壊しそう、保安上危険となる状態の空き家(特定空家)しか、緊急安全措置の対象になりませんでしたが、この度、「そのおそれにある状態等にあると認められる空家等(管理不全空家)」も対象となりました。今後は上記空き家の所有者または管理者に指導・勧告後、特定空家と同じく緊急安全措置及び、警察その他の関係機関との連携を行うことができるとなりました。



◆議第160号 グリーンピアせとうち設置条例を廃止する条例の制定

◆議第164号 財産の処分について

こちらのふたつの議案は、株式会社シャトレーゼホールディングスへグリーンピアせとうちを売却するための議案になります。いよいよ、あの風光明媚な場所が賑わい拠点のひとつとして生まれ変わろうとしています。議論の中で、売却することで呉市の手を離れてしまい、呉市の思うようにならないのではないか?という質問がありましたが、確認すると、意図したもの(観光拠点)と違う活用の仕方をした場合、10年までは買戻しができる契約になっているそうです。個人的には、民間の活力を最大限活かすには売却という選択肢はあってしかるべきだとおもいますし、今までも維持管理に大きなコストも投入してきております。包括提携も結んでいる当社との関係性を鑑み、最良の選択肢であったのではないかと考えます。



◆議第167号 公の施設の指定管理者の指定について

大和ミュージアムリニューアルを見据えて、指定管理者を1年のみ契約する内容。前回と引き続き、TOPPAN株式会社、株式会社トータルメディア開発研究所、株式会社日本旅行、ビルックス株式会社の4社で構成される「大和ミュージアム・入船山記念館運営グループ」が指定管理者に決定。リニューアルについては、計画をみてください。



その間はビューポートの1階、2階をリニューアルし暫定的に、資料を展示するそう。具体的な測量設計でこの度1,720万円の補正予算があがりました。リニューアル中の大和ミュージアムの展示物をどうするか注目です。




〇予算関係

◆水道事業補助金 300,000千円

水道基本料金の2か月分を免除。(11-12月使用分or12-翌1月使用分)水道料金を値上げするのに?とならないか不安。しっかり持続可能な水道事業体系を維持するための値上げと、少しでも多くの呉市民の負担を減らしたいため、物価高騰政策の一環としてするものと、全く別物であることを市民の皆さんに理解してもらいながら政策実行するべし。


◆小中学校給食事業 76,310千円

食材価格の高騰が続く中においても、引き続き栄養バランスや量を確保した給食を提供するため負担します。デザートが出る回数も現在減少している状態です。保護者の負担をこれ以上に増やすことなく、継続していただきたい。


◆脱炭素社会推進事業 57,800千円

今年6月に行った省エネ家電買い替え補助金をもう一度やります。補助内容は全く変わらない(2割上限3万円)です。


以上



他にもまだまだ議案はたくさんあります。

議案の詳細につきましてはコチラから(再掲)

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