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3月定例会 予算TOPIX

更新日:2023年3月26日

3月定例会審議議案TOPIX(委員会関係)


3月定例会が閉会しました。

■本定例会では 58件の議案が提出されました。


新年度予算について個人的なTOPIXを書きたいと思います。

■新年度予算について



〇すべての子どもたちを守る医療費助成制度 492,669千円

令和5年10月から助成対象を入院・通院ともに高校生卒業まで拡大し、所得制限の撤廃も行います(自己負担:500円/日、通院月4日、入院は月14日まで)。

子育て政策への大きな転換を感じさせる、大胆な政策だとおもいます。子どもを産み育てるための経済的リスクの軽減、経済の循に子育て支援は必要であるという考えの私としては大変評価します。


〇呉市で働く保育士支援 宿舎借り上げ 4,320千円

一人当たり月額48千円。国が1/2、呉市が1/4、事業者が1/4負担します。対象は、保育所・認定こども園・地域型保育事業所に勤務する常勤の保育士のうち、保育所等に採用された日から起算して7年以内の方になります(幼稚園教諭・事務職員は対象外)。子育て環境の充実に、保育環境の充実はセットです。勤続奨励金も1年・3年の方にも拡大されました。中長期的な政策で、継続的な保育士確保を。


〇運動部活の地域移行 401千円

ハンドボール協会と連携し、土日合同練習等からはじめてみる。昨年末に国のガイドラインが改定され、やや地域移行の温度感が少し下がった感がするが、地域の実情に合ったやりかたで、民間や地域ノウハウの活用を。


〇ミツトヨスポーツパーク郷原の産業団地化、施設移転と再配置 2,539,149千円

資料作成や現地調査に約62,000千円、国の補助金を返さないといけないのが約1,077,000千円、体育振興(スポーツ移設再配置)に向けた基金に約1,400,000千円を積むといったもの。私も強く要望しましたが、空白期間を絶対うむようなことがないように。陸上競技場を5年使用させるため、トラックの改修補正予算もありました。他の施設はいつになるか全くわかっていません。移設先も決まっていません。スポーツ大会の予定は早ければ2~3年前から計画されるものもあり,スポーツ団体や競技者に大変な不安を与えている。本来であれば,事前に再配置の目処を立ててから売却すべきであり,リスクマネジメントが弱いと言わざるを得ない。企業側としては用地を購入した以上、早く工場を整備したいと思うので、移転・再配まで、時間的な余裕はないものと予測されます。そう考えたときに、企業側のスケジュールに合わせて、スポーツ施設を再整備するのはかなり厳しい。組織体制なども整えてスポーツ振興課バックアップしながら、呉市全体でこの再配置に取り組む必要があると考える。この度のミツトヨスポーツパーク郷原の売却が呉市のスポーツ振興にマイナスとならないよう、また、利用の空白ができないよう再度強く要望する。


〇リノベーションまちづくり 21,738千円

令和5年度がリノベーションまちづくり構想策定元年となります。公共空間や遊休不動産の活用をどのようにデザインするのか楽しみです


〇野呂山観光施設の利活用 23,610千円

個人的にキャンプ好きとして気になるところ。この度自然体験などを中心とした基本構想を策定します。そういえばスノピさんとのモニタリングキャンプやその結果などどうなったんだろ。確認します。


〇観光案内所の移転 18,500千円

レクレにある観光案内所を呉駅に移転するというもの。場所は旅券売り場の横、現在パンフレットが置いてある場所。家賃も安くなる、場所もよくなるとの答弁でしたのであまり気にしていませんでしたが、いい場所になるし、呉の顔になる場所。どこまでのサービスをどのようにあのスペースでするか、しっかり注視する必要がある。


〇スマート農業の推進 3,000千円

ある議員が「高校生の社会探求発表を聞いていて「農業やっている人に最先端のやり方とかは無理だ」と言われ言い返す言葉がなかった」という発言をされていました。ここで言いたいのは、この議員の方も高校生も農業は高齢者がやるものと決めつけていませんか?ということ。ではどうやって効率的に今まで以上の生産性を生むのにどうしたらいいか?の考えにならないのか。僕だったら高校生に聞きたい。個人的な結論は若者がどう農水産業に関わりやすくなるか、新規参入しやすくするかだとおもいます。今の高齢者に最先端技術を活用した農業をしてくださいではなく、そういった若い人材を生み育て、今お困りの農家さんと一緒にやりましょうという環境が大事ではないかとおもいます。スマート農業ということばだけが前に出てしまっているのではないか。もっと根本的に呉市の農業をよりよくするための多世代が活躍する場を。


〇有害鳥獣対策の推進 65,156千円

これは毎回議論になる内容。ほんとみんな困っています。猟友会さんの高齢化、箱罠の使い勝手、埋葬のしかたなど。来年度は地域おこし協力隊の方にミッション型としてこの課題に取り組むといった新たな試みもはじめます。呉市全体の問題です。しっかりと助成支援を行い、被害防止につとめたい。


〇移住・定住支援の充実 45,300千円

細かい内容ごとに、10万円とかありますが、ざっくり言うと東京圏から引っ越ししてくる人は1世帯あたり100万円など、大きな拡充となったと感じています。詳細は制度設計ができてからお伝えします。新しい風はまちをよりよい方向へ導くこともあります。ただ人口増のため!ではなく、環境を新しく地域の活性化という視点において、移住定住の支援というのは必要であると考えます。


〇広電バスへの助成 500,000千円

〇生活バス路線維持 460,700千円

公共交通を維持するためのお金が莫大かかっています。これは今後なんとかしなければいけない。なくすわけにもいかないし、かといって、大型バスが空気を運んでいるのも税金の無駄です。また、直近では広電さん採算が合わなさすぎる路線を呉市に返すといった、もうわけわからない状態が続いています。デマンド交通など新たな手法や地域の特性を生かした路線編成など、しっかりと変革していかなければいけない。市民への負担は多少あるかもしれません。また予約方法や使用方法などの変化があるかもしれません。これは呉市民全体で乗り越えないといけない問題です。次世代に公共交通をどう残していくか。これからも研究して参ります。



まだまだ、予算議論はたくさんありますが、アーカイブで録画放送があります。ご興味のある方はぜひこちらもご覧ください

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