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新年度予算について

更新日:2021年5月18日

3月定例会が閉会しました。新年度予算について個人の見解をつらつら記載していきます。


〇まずは予算全体について

天応中学校の移転整備や学校耐震化の推進、子供・子育て支援給付などを増額する一方、復旧の進展に伴う災害復旧事業や災害公営住宅整備の減のほか、社会福祉施設等整備助成などが減額となり、令和2年度当初予算と比較して31億円の減となりました。

〇ここから各分野について

第5次長期総合計画の初年度となる令和3年度予算は、基本構想に掲げた8つの政策分野における取組を推進して参ります。今回はこちらにそって、印象に残った議論、自分のTOPIX・おもいをつらつらと記載していきたいとおもいます。


1、子育て教育分野

・子育て支援手続きweb申請化 2,860千円

こちらは令和2年度に導入したスマホで分かる手続きガイドに加えて、児童手当、保育所、乳幼児等医療、放課後児童会の4分野においてスマホで簡単web申し込みができるようになります。わざわざ仕事休んで保育所出しに行きます、資料もらいに行きますといったことが不要になります。こういったデジタル化を色んな分野に進めていきたい。そこで重要になってくるのがマイナンバーカードなんだろうなと。みなさん、マイナポイントもあります、是非マイナンバーカードの申し込みを。

・くれ子育てねっとのリニューアル 13,000千円

今のこれ子育てねっとがスマホ対応になったり、動画共有しながらみんなでつくりあげるサイトになったりとリニューアルします。聞くところ、R4年4月頃開始予定だそう。この約1年間で、実際の子育て中の皆さんの意見を聞きながら構築していくそうなので、今後の皆さんのご意見お待ちしております!

・不妊治療、不育症治療費の充実 80,800千円

所得制限の撤廃、助成額も2回目以降30万上限へ引き上げ、また、助成回数も生涯通算6回→1子供6回となる。

・ICTを活用した教育の推進 125,681千円

4月から全児童生徒にタブレットが渡されます。その導入実践への予算、機器管理、サポートそして、ICT支援員6名を会計年度任用職員(パートや契約社員みたいなイメージ)として雇用していきます。何事も初めてなことなので、問題がでてくるとおもいます。各学校でやりかたやスピード感は違ってくるとおもいますので、是非色々な小中学校の現状を教えてほしいです。「読み書きそろばん」に加え、タブレットの強みを生かした、呉の教育を確立していただきたい。

・部活動指導員の派遣 581千円

ついに!実現されました。その名の通り、部活動に先生だけでなく専門性を持った外部指導者が有償でくるようになります。この予算額では1学校モデルで導入するみたいで、今後これが成功すれば、もっと多くの学校で採用されていくのではないかと期待しています。自分も中学校のときに、こんな制度があって指導受けたかったなぁ。



2福祉保健分野

・データヘルスによる重症化予防の推進 18,091千円

日本最初のデータヘルス(呉モデル)をさらに前進させます。R3年度は、高齢者の保健事業と介護予防の一体的に実施し、市内8圏域全体で行います。後期高齢者の特性を健診、医療、介護等のデータから分析して、リスクの高い方々を抽出して重症化予防を行っていきます。

・認知症対策の推進 30,262千円

R3からはチームオレンジコーディネーターを高齢者支援課に配置。また、認知症の方々が住み慣れた地域で幸せに暮らし続けることができるように、地域住民や老人クラブ、認知症カフェなど地域全体で支える仕組みを支援します。映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」が、呉市の物語であるわけで、これは僕たちのまちにとってとても貴重なお話です。小さい子供から、高齢者まで安心して暮らせるまちづくりが大切だとおもいます。より分野として、勉強していきます。

・障がい者医療費助成の充実 1,095,052千円

R3年から新たに精神障害者に対する医療費助成(通院のみ)を開始。対象は手帳1級所持者となります。今後、理解促進などの予算もありますが、個人的にはパラスポーツの普及を進めていきたい。


3市民生活・防災分野

・地域おこし協力隊員の受入 30,019千円

現在、倉橋、豊浜、豊、蒲刈、下蒲刈、安浦、音戸において、地域活動に従事しながら、地域活性化に寄与頂いております。この度は、下蒲刈、豊の後任を現在選考することになります。呉市における地域おこし協力隊のOBOGは、とても呉市を愛していただき、多くの気づき、考え方、そして出会いを与えてくださいました。この度2名は広島県内の方になるそうで、マイクロツーリズムならぬ、マイクロおこしになってます。とても期待していますし、楽しみです!!


・防災行政無線の機器更新 105,300千円

このお金高くない?と思いましたが、国の法律に従って、余計な電波をなくさないといけない状態がおこっており、川尻地区がその対象となったため、やむを得ない予算。今後もこの行政無線を通して、屋外スピーカーへ伝達されますが、最近もよく壊れてます。昨年からはじまっている、固定電話で防災行政無線の内容を知らせるサービスも拡充しているので、是非ともご自宅の固定電話は登録していただきたいです。ちなみ現在約760回線程の登録だそうです。


・web版ハザードマップの構築 3,300千円

これはありがたい。毎回自治会からでっかい紙媒体の地図もらいませんか?日々情報が更新されるのにいちいち紙持ってられないし、情報の鮮度がおちる。こういったデジタル化で対応していただきたい。


・災害対策事業 11,038千円

食料備蓄のみピックアップします。現在第一避難所を中心に75か所分散備蓄をしています。7年保管が可能なレトルトパンや調理不要食品、10年保管の水などがあります。第二避難所などの地域のところには各自治会判断で備蓄されているそうですが、呉市も災害の経験からこの分散備蓄をしっかりとやっていっております。


4文化スポーツ生涯学習分野

・御手洗伝統的建造物群保存地区の魅力向上 44,146千円

広島県史跡「若胡子屋跡」修復工事の実施設計。また、民家等への助成など。この度、大学生インターンシップを受け入れ、御手洗地区に視察へいきましたが、本当に素敵なエリアであると来るたびに思わされます。また、来るたびに進化しており、飽きない場所。このエリアは呉市の観光を盛り上げる大きなコンテンツの1つです。しっかりと計画的に戦略的に官民連携していくべきです。しっかりと応援していきます。


・呉瀬戸内スポーツブランディング推進事業 10,000千円

とうとうきたか、スポーツブランディング、スポーツツーリズムといった感じです。スポーツ大好きな小田青年にとってはとても興味深いものでしたが、内容としては既存のスポーツイベント(サイクリングやウォータースポーツ等)を軸に呉市の地域資源を生かしたスポーツのブランド化を図っていくもの。僕としてはこのスポーツを通したまちづくりっていうのは、呉市にとって大切だと強く思っています。この度は呉市ならではのスポーツをさらにブラッシュアップしていき、多くの人に足を運んでもらいたい。


・トップアスリート、指導者育成事業 1,100千円

日体大へ遠征し、児童生徒と指導者が本場のスポーツ教育実践を学ぶこの予算。なぜ特筆したかというと、今5年ほど、この事業を継続して行っていますが、はじめにこの指導に参加した子供が、なんと!今年の春のセンバツにレギュラーで出場するそうです。下関国際高校だそうで、三坂地ファイターズ出身。本当にうれしいですね。




長文、お付き合いありがとうございました。

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