本日定例会が閉会しました。
3月は通常の議案審議、一般質問に加え、来年度の当初予算について予算特別委員会を設置し、全議員にて議論致します。
◆日程
◆議案
特にこの度の定例会中に発表がありました、日鉄日新製鋼さんの「2023年9月末閉鎖」がやはり呉市にとって大きな影響があると考えられます。この度議会におきまして「日鉄日新製鋼株式会社呉製鉄所全設備休止の再考を求める決議」を可決しました。
シンボリックな場所であり、呉市の歴史において、ともに歩んだ企業さんでもあります。今後どのようにされるか、情報を早急にしっかりと呉市もキャッチし手を打たなければなりません。
また、その他来年度予算として
個人的なTOPIXを記載します。
〇防災情報網整備事業(総務関係)
避難情報等の一斉電話伝達サービスの導入が行われます。主にスマートフォンなどを使用しない、情報弱者の方をターゲットとしたものです。今後、聞こえにくい屋外スピーカーの整備でなく、色々と情報伝達を考えて欲しいですね。
〇ふるさと納税費(総務関係)
前年度と比べ8,000万円増の収入見込み。ポータルサイトを増やしたりの投資を含めて、収入獲得に動く。呉市のラインナップと、現在のふるさと納税の市場をチェックし、空振りにならないように
〇子育て対策費(民生費関係)
子育て支援手続きWeb申請化を進めるため、企業とともに実験開発を行います。市役所窓口にこなくても可能な部分を増やしていこうというもので、業務効率化にもいい取組みだとおもいます。ターゲット層が絞られるので、こういったスマホ世代といわれる我々向けの取組です。利便性の向上と何よりも、将来への種まきとして、市として早くに動く事はいいことだと考えます。
〇放課後児童会(民生費関係)
豊児童会の新設は、共働き世帯の子どもをたんにあずかるということでなく、今後、学校の放課後を豊かにするための起点になると期待します。子どもの居場所つくりとして、最も安全な場所は地域の学校だとおもいます。そこに地域住民とともに活気あるエリアをつくってほしい。それを考える、いい題材になる今回の出来事だとおもう。
〇市営墓地の実態調査(衛生費関係)
約8,000件の5%くらいが、無縁墓。今後、行政がそういった対応もしていかなくてはいけないのではないかと考える。合同墓など。
〇りんくあっぷコンサート(教育費関係)
ニューヨークのカーネギーホールの教育プログラムをもとに2019年8月に呉市で初めておこなわれました。日本では札幌市と呉市でしかやっていません。今後ブラッシュアップをして、子ども達にとって素敵な機会となるようしてほしい
〇中学校給食整備費(教育関係)
本年度、アンケートを実施し実態把握をしました。喫食率は年々減り約23%になっています。この率を上げるために何が必要か、このデータをもとに考えて欲しい。喫食率を上げる事が全てではありません。背景の保護者負担、食育、教職員の意識など、様々なことが絡み合ってると考えます。実際に求めていないのなら、予算も使わずしなくていい。なんて横暴な意見もありますが、子ども達にとって、そしてその親にとって何がいいのかしっかりと研究し、自立のセンターも視野に検討を願う。何よりも、今回のアンケートで、児童生徒よりも教職員のアンケート回収率が低いことに愕然とする。
〇リノベーションまちづくり(産業関係)
2019年度に初めてリノベーションスクールを行いました。来年度は微増(ほぼ横ばい)の予算計上でしたが、よりフォローに力を入れたカタチで考えている様子でした。エリアの価値を高め、まち全体へと広がりをみせればおもしろい仕組みだと思います。すぐすぐに結果がでてくるものではありませんが、継続的に進めて頂きたい。
〇呉駅周辺開発
第一期開発の計画策定、スマートシティの取組など約4,500万円の予算計上。国直轄の事業として進むこの計画ですが、何よりも、市民に対して何している、今後どうなっていくをしっかりと伝えていく必要があると考えます。せっかく大きなこと、夢ある事の実現に向けて着々と進んでいるので、それを根気強く市民に伝え、計画策定や実証実験に多額のお金がかかる事を周知させるべきです。
多くの議論があり、全てを記載できませんが、
最後、機を逃さず投資する姿勢、お金が厳しい中着実に前進する姿勢、国県への対応・要望の姿勢を評価し、会派を代表して賛成討論させて頂きました。
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